私たちの日本語学校では、学生一人ひとりが安心・安全に学校生活を送ることができるように、定期的に防災訓練を実施しています。
日本は地震や火災などの災害が多い国であり、「いざというときにどう行動するか」を知っておくことはとても大切です。
今回は全学年の学生が参加し、地震発生から火災避難までを想定した訓練を行いました。
訓練の流れと学生の真剣な姿勢
訓練は、緊急地震速報の音を合図にスタート。
学生たちは事前のオリエンテーションで学んだ内容を思い出しながら、
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落下物から身を守るために机の下に避難
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教員の指示を聞いて落ち着いて行動
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指定された避難経路を確認しながら屋外へ移動
といった一連の動きを、驚くほど落ち着いて、正確に実践していました。
避難場所では、教員による点呼や安全確認が行われ、全員が無事に避難できたことを確認。
どの学生も真剣な表情で訓練に参加し、安全意識の高さが感じられました。

留学生にとっての初めての体験
多くの学生にとって、日本での防災訓練は初めての経験でした。
日本語での指示や防災用語を理解することも学びの一つです。
「最初は少し緊張しましたが、先生が分かりやすく説明してくれて安心しました」
「地震のときにどう動けばいいかが分かりました。国に帰って家族にも伝えたいです」
といった声も聞かれ、訓練を通して命を守る行動を学ぶとともに、日本語理解にもつながる貴重な機会となりました。

教員・スタッフも一体となって
今回の訓練では、教職員も防災班として参加しました。
地震発生時の初期対応、避難誘導、非常口の確認、医療サポートなど、学校全体で安全を守る体制を確認する時間にもなりました。
訓練終了後には、教員間で「指示の出し方」「避難経路の改善点」などを共有し、今後の防災対応に向けた話し合いも行いました。
日々の備えが大切です
災害は、いつ・どこで起こるかわかりません。
今回の訓練を通して学生たちは、「防災は特別なことではなく、日常の意識から始まる」ということを学びました。
これからも学校では、学生の皆さんが安心して学び、生活できる環境づくりを続けていきます。
参加した学生の皆さん、本当におつかれさまでした!






